思いをうまく言葉にできないほうが、当然なのだ。
本当なのだ。
どうしても理路整然とは話せない知人、酔うと後悔ばかり話し出す友人、洗面台で流されかけている小虫、授業中に夫の死を語りつづける先生……。
弱いものたちのなかにこそ、陰影のある物語は生まれてくる。
『絶望名人カフカの人生論』で知られる文学紹介者による、初のエッセイ集。
『口の立つやつが勝つってことでいいのか』頭木弘樹著(青土社)、#読了。はじめから引き込まれる内容だった。大学を首席で卒業し、イケイケだった私は、元学長が大使館に推薦してくれる頃には人生は暗転、体調を崩し(体の具合が悪くなるだけではなく、発話や認知能力も低下してきていた)、 pic.twitter.com/Mtj0LRRCfK
— みるく (@poyapoyamilk) February 17, 2024
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