ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編 井上真偽 (著) 小学館 (2023/9/13) 1,540円

史上初! ひとつの事件にふたつの真実

古き良き商店街で起きた不穏な事件。

探偵役は四兄弟と三姉妹、事件と手がかりは同じなのに展開する推理は全く違う!?

〈Sister編〉との「両面読み」がおすすめです!

ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母は早くに亡くなり父は海外赴任中だ。

ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が起きる。運転手は衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。

事故の目撃者は末っ子で小学生の良太。だが福太と学太は良太の証言に違和感を覚えた。

弟は何かを隠している? 二人は調査に乗り出すことに(第一話「桜幽霊とシェパーズ・パイ」)。

中学校で手作りの楽器が壊される事件が発生。現場には墨汁がぶちまけられ焼き鳥の串が「井」の字に置かれていた。

学太の所属する書道部に犯人がいるのではと疑われ、兄弟は真実を探るべく聞き込みに回る(第二話「宝石泥棒と幸福の王子」)。

商店街主催の「ミステリーグルメツアー」に随行し、長男で料理人の元太は家を空けている。

学太が偶然脅迫状らしきものの断片を見つけたことから、元太が誘拐事件にかかわっている可能性が浮上。

台風のなか兄の足跡を追う福太たちに、ある人物が迫る!(第三話「親子喧嘩と注文の多い料理店」)

ドラマ化された『探偵が早すぎる』など、緻密なトリック構築に定評のある井上真偽さんの最新作は、ひとつの事件をふたつの面から暴くという、まさかのパラレルミステリー。

もちろん〈Brother編〉だけでも楽しめますが、〈Sister編〉で明らかになる、「もうひとつの真実」で物語はさらなる進化を遂げます。

このまったく新しい読書体験を、ぜひお楽しみください!

「シスター編ブラザー編と共に買いました。1話ずつ交互に読むのがおすすめです。」

「brother編とsister編両方を読むのがお勧め!両面から読む事で物語に深みが出てくる。井上真偽氏のファンです。著作は全て読みました。今作も面白い♪」

「そもそもの事件がどうしようもなく小市民的で興味をそそらない上に、「別の視点から見たらこうだったんだ!」といった落差もほとんどないのでまあどっちでもいいかなって感じで頭に残らない…
謎解きも考えるのは大変なんだろうけど、こじつけとか現実的でないと感じてしまいいまいち乗れなかった。」


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