かっこよくないあなたと、めんどくさい私。
それでいいのだ、きっと。
甘いだけじゃない「恋愛」と「友情」と――。
共感度100%の成長物語
「行きつ戻りつ、ヨタヨタと変わっていく人々の姿を丁寧に描き出す小説。」
井上荒野
寺地はるなさんの『やわらかい砂のうえ』を読む。
税理士事務所で働く万智子。
ひょんなことから、ウェディングドレスサロンでバイトをするようになる。
いろんな人がいる。
いろんな流れがある。
流れを受け入れ、自分と向き合うのは何て難しいのだろう。
日常のなかの、ささやかな旅立ちたちの物語。 pic.twitter.com/Snlmv4APNN— gomyy (@gomyy1974) January 16, 2024
砂丘の町出身の万智子は、大阪の税理士事務所で働く24歳。
自分に自信がなく、恋愛は選ばれし者がするものだと思っている。
そんな万智子がウェディングドレスサロンで週末限定のバイトをすることに。
そこで出逢った男性に、人生初のときめきを覚えるも、恋をするほどに自分の面倒くささと向き合うことになり……。
変わろうと奮闘する女性の、人生が愛おしくなる物語。
|