村上春樹の最初の短篇小説集を単行本で復刊。
1983年――友よ、ぼくらは時代の唄に出会う。
中国人とのふとした出会いを通して青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作他六篇。
著者初の短篇集。
夏の芝生、雨の午後。
その手触りは決して褪せることがない――
村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』中公文庫の紹介文のダサかっこよさ、もっと注目されてもいい。
こんな紹介文は見たことがない。
突然「そうだった。」で始まる。
「僕たち」って誰だ。今なら還暦くらいじゃないか。
「大いなる夏」は今も続いているのか、どうか。 pic.twitter.com/SeKzdth7iS— 彗星読書倶楽部 (@suiseibookclub) February 22, 2024
「私が村上文学と20代で最初に出会った作品以来40年が経ちますが色褪せません。」
「一度読んだ本だがどっかにいってしまったのでまた買った。改めて読み返したが村上春樹の小説作法がよくわかるある意味習作のような作品集だと思った。娯楽小説とは違うので課題解決がはっきりしているわけではないが、その分読者に考える手がかりをたくさんくれる。よい体験ができると思う。」
「この頃の春樹小説は独特の世界が有るが、これはすらりと読めます。春樹逸脱小説です。Fラン大卒だからですよ、自分が。」
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