衆人環視の中、首相が爆殺された。
そして犯人は俺だと報道されている。
なぜだ?
何が起こっているんだ?
俺はやっていない――。
首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。
暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。
行く手に見え隠れする謎の人物達。
運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。
スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
【ゴールデンスランバー】伊坂幸太郎
濡れ衣着せられてしまうお話。
結末が僕好みでした。
設定が少し風変わりなものを感じますが話の流れはリアルに近くて、このくらいの塩梅で進んでくれるとすんなり受け入れられますね。
疎遠気味になったかつての知人たちが集まるのもジーンときました。— フフフノフ (@sakaito0011) January 9, 2024
「久しぶりにおもしろい本でした。国家権力に対抗する青年の行動とそれを支持する人とのネットワーク。」
「戦わない。勝てる状況を作る。降伏する。逃げる。現場の誰も得していない。並行して、魔王とモダンタイムスを読んだ。本筋は別のところにあって、巻き込まれている。スカートの裾を直す側にいたいという思い。直す側にいることで、傷を負う理不尽さ。」
「何年間も本を読む事がなかった。読みたいと思った時に何を選んでいいかわからなかった。推しの作者もいない。レビューを頼りにこの本を読み始めた。本当に面白かった。爽快だったし、感動だったし、愛すべき人物達だった。とても良い作品に出逢えてこの数日間幸せだった。おすすめです。」
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