快男児! 高橋銀次郎 (著) 日経BP (2020/12/18)

武士に生まれながら、明治維新後、「ランプ」の普及をいち早く読み、石油卸業を開業して大成功を収めた大浦新太郎。

日本での成功に飽き足らなかった新太郎は、早々と海外に目を向け、外国商社に頼らず単身外国で陶器を売り込むなど、たくましい商魂を発揮していた。

そんな新太郎が生涯をかけた大事業として取り組んだのが、日本の伝統的なエンターテインメント、軽業芸を世界に広めることだった。

度重なる不運や裏切りで、一文無しになる新太郎。だが、新太郎はあきらめなかった。

一座の芸を育て、わずかな可能性にかけて渡航を重ね、ついに欧米で大成功を収めるのである。

海外での成功の次は、日本のエンターテインメントの育成に力を注ぐ。

まだ20代前半だった松竹創業者に協力するなど、日本近代芸能を陰で支えたのであった。

今や世界に誇る一大産業に育った日本のエンターテインメント。その基礎を築いた男の波乱万丈の物語である。

「やる気あれば叶える道はある。それをやってのけた男の物語。
やってやろうという、志。思い立ったら即、行動。
そして必要な人との出会い、運。
志、行動、出会い、運
人生面白く
快男児様に大事なこと教えて頂きました。
ありがとうございました。」

「大浦新太郎さんは、サーカスでハワイ、欧米での興行を行ったが、是非日本のミュージカルは世界的に遅れているので、日本ミュージカルオリジナルをやって欲しい。そういうことを強く感じさせてもらいました。さすが、作家の高橋銀次郎さん、小気味いい文体でどんどん引き込まれ、一気に読んでしまった。明治時代には、こういう快男児は多かっただろうと思う。いい刺激を受けました。」

「読んでいて勇気づけられるし、考え方がポジティブになる。自分自身の視座の低さを要所で自己評価した一冊でした。
変革には、障害がつきもので、それを乗り越えていく覚悟、即行動が必要!自らをもっと奮い立たせ、変革 飛躍したいのであれば、読むべき一冊。」


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