『火の粉』で裁判官の葛藤を、『検察側の罪人』で検事の正義を描いた雫井脩介が問う、弁護士の信念とは? 作家デビュー20周年を迎えた著者の渾身作!
病院で起きた点滴死傷事件。
入院中の4人の幼い子どもたちにインスリンが混入され、2人が殺された。
逮捕されたのは、生き残った女児の母親。
人権派の大物弁護士らと共に、若手弁護士の伊豆原は勝算のない裁判に挑む!
作家デビュー20周年の雫井脩介さん『霧をはらう』(幻冬舎)入荷しています✨#うさぎや矢板店 読了✨冤罪について考えさせられた。家族がいて、味方がいて、心の深淵に光を当てながら、謎が解けていく。緊迫サスペンスな設定にはらはらし、ラストの感動が〈霧をはらう〉という言葉に瞬時に同化した! pic.twitter.com/VRg05ZDUfT
— 書店員きらり3888 (@kirari3888) July 30, 2021
著者について
1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気! 』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。
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