霧の出る森 嗣人 (著) 竹書房 (2025/8/29) 1,760円

白霧に包まれた御山ば見たらいかんとじゃ。

贄になる……

シアライ――死洗
クギ――供犠
タイサン――泰山

福岡県の片田舎で、禁足地を集落とした者たちの信仰。

御山と骸石(むくろいし)。

底冷えの民俗ホラー!

福岡県の片田舎。

かつて信仰の対象とされてきた山の裾野を切り拓き、禁足地に集落を作った村人達がいた。

クギの者と呼ばれる彼らの子孫は村独自の信仰を嫌というほど教え込まれて育つ。

いつか死ねば山へ行く。御山に手を引かれ、贄となるのだと……。

土地の謂われを知らずに山を崩して造成された霊園では、霧が出るたびに失踪事件が相次ぐ。

山に山菜採りに入った移住者は妙な石を握りしめ呆けて帰ってきた。

また別の移住者は購入した中古住宅の二階に不気味な開かずの間があることを知る……。

◆「なもなきもの」
山菜採りに山に入った夫が、裾野の霊園で意識不明状態で発見された。その左手には石が握り込まれ…

◆「くべられるもの」
家庭訪問の時期を前に小学校の新任の先生に伝えられたのは昨年の薄気味悪い一家全員死亡の事件で…

◆「しらぬもの」
リフォーム前提で購入した山間の中古住宅。だが二階には開かずの間があり、中に石を祀った祭壇が…

◆「おかすもの」
都会の企業が土地を買い造成した霊園。背後に聳える霧深き山を恐れる従業員達。やがて失踪事件が…

◆「つながるもの」
保険の営業で訪れた集落の一軒家。家主の老人は営業マンに村の若い女性との見合いをすすめてきて…

◆「ひかれるもの」
父に虐待されて育ち、母とも確執のある男性。父が死に、妻の勧める山裾の霊園に墓を建てるのだが…

◆「ついでいくもの」
古代の祭祀場を探しに禁足地の山へ入った民俗学研究室の大学生。彼らはそこで恐ろしきものを見る…

結ばれる点と点。

忌まわしき土地の因果を辿る七つの土俗怪奇譚!

著者について
嗣人(つぐひと)

熊本県荒尾市出身、福岡県在住。温泉県にある大学の文学部史学科を卒業。在学中は民俗学研究室に属。2010年よりWeb上で夜行堂奇譚を執筆中。妻と娘2人と暮らす専業作家。著作に『四ツ山鬼談』『文豪は鬼子と綴る』(竹書房)、『夜行堂奇譚』シリーズ、『天神さまの花いちもんめ』『穂束栞は夜を視る』『カナエトメイ』(産業編集センター)、『イヴたちの楽園 藤紫乃女学園の怪異譚』(PHP研究所)など。


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