ついに五ヶ国の太守となった家康。
新たな実力者、秀吉との間に戦乱の気運が高まる中、茂兵衛は、信州惣奉行、大久保忠世の寄騎として彼の地に派遣されることに。
着任早々、茂兵衛は、北条や上杉をも手玉にとる真田昌幸というけったいな男と対峙する。
戦国足軽出世物語、新章突入の第8巻!
「#井原忠政」「#三河雑兵心得八_小牧長久手仁義」読了、植田茂兵衛を主人公としたシリーズ8作目です、足軽大将として部隊を小諸に行軍させるところなど本人のみならず、士官や隊員の成長も感じ良かったです。小牧長久手合戦での戦の臨場感ある描写は流石ですね、次回作の上田合戦も期待しています。 pic.twitter.com/iAStG3MdyM
— 式部大輔宗瑞 (@kenken55513) February 14, 2022
著者について
神奈川県出身。大学卒業後、2000年に脚本「連弾」が第25回城戸賞に入選し、経塚丸雄名義で脚本家デビュー。
主な作品に、映画『連弾』(2001年公開)、映画『鴨川ホルモー』(2009 年公開)、映画『THE LAST-NARUTO THE MOVIE-』(2014 年公開)など。
2016 年「旗本金融道」シリーズ(経塚丸雄名義、双 葉文庫)で時代小説家デビュー。
2017 年、『旗本金融道(一) 銭が情けの新次郎』で第6回歴史時代作家クラブ新人賞受賞。
2020年、井原忠政のペンネームで双葉社から「三河雑兵心得」シリーズを刊行開始。
「丁寧な描写とスピーディーな展開が両立している。早く続きが読みたい。」
「茂兵衛の呟きと心象風景、脇役たちの振舞い、どれも戦いの臨場感があって楽しいです。愚痴を呟きながらも選択決意して実行する、失敗しても何とかリカバリー、実際の戦国武者もたぶんそうしてたんだろうなぁ、と親近感が湧きます。次作では真田昌幸にやっぱり裏切られるとか。茂兵衛には頑張ってほしいですね。」
「百姓上がりの侍植田茂兵衛の戦国出世譚。シリーズ八作目。一作目を書店で何となく手にとって以来読み続けています。軽妙な筆致とそれぞれに魅力的な人物造型で飽きることがありません。飄々とした作品世界なのでスイスイ読めます。」
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