
焼鳥店の主人はとみに年齢を感じるようになった。
常連客でキャバクラ勤めの女性は、夫からDV被害に遭っていた。
それを知った同じ常連客のタクシー運転手は……。孤独な老人の反逆とその沈黙を描く表題作(「孤老たちの沈黙」)。
仕事にあぶれ、年老いた父親の年金だけが頼りの息子。出会い系アプリで知り合った女性といい仲になるが、その彼女がじつはとんでもない秘密を抱えていた(「凍えた親子」)。
車で妻の妹の結婚式に向かう夫婦。高速道路でヤクザまがいの奴らが乗る車にあおり運転をされ、金まで要求される。夫婦ふたりのとった行動は!?(「渋滞からの脱出」)。
ゾッとする展開で心底イヤになるが、その先に一条の光が見出せる、滋味溢れるサスペンス作品を7編収録。
『灰色の犬』『白日の鴉』などの「条川署クロニクル」や『侠飯』など、アウトローや実話怪談、警察ものなど幅広い作品で人気を博す作家・福澤徹三の真骨頂。
解説を書いた文庫本が届きました。福澤徹三さんの『孤老たちの沈黙』(光文社文庫)。5月半ばくらいの発売かと思います。また近くなりましたらお知らせします。その他たくさん本が届いておりますが、過去イチの忙しさで紹介する余裕なし。南無阿弥陀仏。アイムスキャットマン。
— 朝宮運河 (@Unga_Asamiya) April 25, 2025
福澤 徹三
1962年、福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て作家活動に入る。2008年『すじぼり』(角川文庫)で第10回大藪春彦賞を受賞。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルで執筆。著書に『灰色の犬』『群青の魚』(光文社文庫)『そのひと皿にめぐりあうとき』(光文社)、『黒い百物語』『怖の日常』『忌談』(角川ホラー文庫)、『作家ごはん』(講談社文庫)『羊の国のイリヤ』(小学館文庫)、『死に金』『おれたちに偏差値はない』(文春文庫)など多数。『東京難民』(光文社文庫)は映画化、『白日の鴉』(光文社文庫)はテレビドラマ化、『侠飯』『Iターン』(文春文庫)はテレビドラマ化・コミック化された。
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