間違いだらけの「ド文系」経済政策
新型コロナウイルスの対応の「戦犯」は誰か?
なぜ、「エビデンス」のない政策がまかり通るのか?
元内閣官房参与だから書けた「迷走」の真実と「復活」のシナリオ!
ポスト・コロナ時代に知っておくべき「24の経済用語」の意味を徹底解説!
岸田文雄総理大臣は、その所信表明において、「成長と分配の好循環」というのですが、どれくらいの成長を達成し、そこからどれくらいを分配するのか、明確な数値目標も、具体的な手段も示されていません。
国会議員の「生産性」発言を批判するのであれば、「出産数の増加が経済成長につながるとの考えは間違っています」と言えばそれでおしまいです。
メディアの論調に歪められ、感情論によってつくられた「民意」なるものが実際の政治の場にも影響するとなれば、由々しきことです。(「はじめに」より)
経済学的にありえない「ド文系」のデタラメを正す!
- 「エビデンス」がない「専門家」のコロナ対応
- 使われなかった100兆円のコロナ対策予算
- 200万人以上の犠牲をともなう「反ワクチン論」
- 印象論にすぎない菅義偉内閣の「ワクチン敗戦」
- 「竹中平蔵は売国奴」というデタラメ
- 「SDGs」をアピールする人々の思惑
- 実質賃金が低下しているのは雇用拡大の反映
- ベーシックインカムは「1+1を4に」と言うような制度設計
- 小池百合子が演出する「東京オリンピックの借金」
- 人民元は永久に基軸通貨にはなれない
#日曜報道theprime
高橋洋一氏
正義のミカタ。5万円現金給付と5万円クーポンを分けるのは本当に愚の骨頂。給付は自治事務になるはずなので、自治体でケツまくれば、10万円現金給付で1回で済ますことが自治体判断で可能といった。各自治体は文句をいうべし、そうしたら変わるよ pic.twitter.com/sdUgQS8DnV— ☆川 (@KFQ5wJQzXOzRISZ) December 4, 2021
【目次】
第1章 「経済オンチ」が気づかない「あたりまえ」の真実―なぜ、「ファクト」より「イメージ」が優先されるのか?
第2章 「経済オンチ」の「おかしな理屈」に騙されるな! ―経済学的にありえない論説が称賛される理由
第3章 「経済オンチ」が誤解している経済用語の本当の意味[前編]―経済学的に正しい「経済政策」キーワードの読み方
第4章 「経済オンチ」が誤解している経済用語の本当の意味[後編]―経済学的に正しい「国民経済」キーワードの読み方
第5章 「経済オンチ」が犯した「ド文系政策」の大罪―経済学的にありえない「レッテル貼り」が日本を滅ぼす
第6章 「経済オンチ」国家・日本が世界で生き残る方法―経済学的に読み解く「困った隣人」とのつきあい方
「本書は、読者に世の中の動きをデータやエビデンスを基に正確に読み解いて合理的な行動をとることの重要性を様々な実例を通して喚起してくれる大変有益な著書である。」
「我が国のコロナ感染者数が他諸国に比べ少ないこと及び現行日本国憲法下では非常事態宣言を発出できず緊急事態宣言に留まらざるを得ないことを著者が「さざ波」とか「屁みたいなもの」と発言したことに対し、多くのマスメデイアは異常なまでの非難を浴びせた。著者の発言は危機に対する政府対応の厳格度を示すStringency Index等をベースにしたものであったが、大半のメデイアは文系出身でデータやエビデンスを重視する論理的思考ができず一様に感情論に奔った。データやエビデンスを欠いたメデイア情報を受け取る国民一人ひとりにおいては、メデイアによって煽られる感情論に流されることなく正しいデータや知識に基づいた世論を形成することが大切だと説かれている。本書には、この重要な警鐘とともに日本や海外における政治や経済等の動きを正しく把握するための幾つもの貴重な視点が盛られている。」
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