麻雀のネクストレベルの扉を開く 魔術の麻雀 園田賢 (著) 彩図社 (2021/12/22) 1,650円

圧倒的な読みの正確さや、変幻自在の鳴きで相手を惑わす雀風から「魔法使い」「卓上の魔術師」の異名を持つ初代Mリーグ王者・園田賢。

彼はどのような思考プロセスをたどり、強大な魔力を発揮するのか。

実践譜をもとにメソッドを解説しつつ、麻雀の本質を追究する至高の理論書。

第1章 麻雀というゲームの本質を理解する
第2章 ゲームに勝つための牌効率
第3章 強者が考えるアガリへのアプローチ
第4章 魔術の仕掛けを徹底解説
第5章 「読み」の種明かしと実践法
第6章 ライバルに差をつける鳴き読み技術論
第7章 ポイントを大きく伸ばす着順操作の魔法

著者について
園田賢(そのだ・けん)
1980 年11 月25 日生まれ、兵庫県神戸市出身。
最高位戦日本プロ麻雀協会、M リーグ・赤坂ドリブンズ所属。2003 年からプロ雀士として活動。2018 年のM リーグドラフト会議では赤坂ドリブンズから1位指名を受け、村上淳、鈴木たろうとともに初代王者に輝く。長らくプロ雀士とサラリーマンの二足のわらじを履く「M リーマン」として活動していたが、現在は会社員をやめ、麻雀に専念している。圧倒的な読みの正確さや、変幻自在の鳴きで相手を惑わす雀風から「魔法使い」「麻雀賢者」「卓上の魔術師」などの異名を持つ。

「園田賢の本だから小難しいのだろう。
…という先入観が払拭されるほど、言葉選びも丁寧でユーモアがあって読みやすい。
端々に著者の性格が垣間みれるのだ。

特に図解を用いたり読み手の記憶に残りやすい手法で工夫もされている。
これはただ読みやすいだけでなく、読み手にこの本の知識を少しでも植え付け、実戦で活かしやすいようにしているのだと感じた。

4年の歳月をかけて仕上げただけあって、存分に園田賢というプロ雀士の麻雀観や戦術を堪能出来る著書となっている。

中上級者向けと言われているが、未来の中上級者になりうる初級者にもぜひ読んでいただきたい。ネクストレベルの扉をノックする事が後に何倍も麻雀を楽しむ為のきっかけになるからだ。

そしてこれはまだ園田賢の知識の半分程なのじゃないかとも感じた。
つまり読み終えた時の充実感と共に、次回作にも期待している自分がいるのだ。」

「最初に麻雀に対する姿勢、考え方のようなものを解説した後に園田麻雀の種明かし。
手牌読みは勿論のこと、一発消し・海底ずらし、差し込みなど知りたいけれど、どの本にもあまり書かれていないことまで記述してあり大変勉強になりました。
正直今年から競技麻雀を見始め、園田プロのことはほとんど知らなかったのでコラムも楽しめました。
次回作があれば、同じ赤坂ドリブンズの村上プロが出されているように「読み」だけに焦点を当てたものも読んでみたいですね。」

「最初は難しい数字の話から始まりますが、要点はわかりやすくまとめられていて読みやすかったです。
自分の牌だけでなく卓全体を見渡して思考するという視野の広さは、初心者の私には「なるほど」の連続でした。一気に読みきりました。とても楽しい本です。
他の麻雀本とは一味違う内容で、麻雀の魅力を存分に味わえる作品です。ぜひ手に取って読んでいただきたいです。お勧めです。」


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