日本はすでに戦時下にある 渡部悦和 (著) ワニブックス (2022/1/26) 1,980円

中国、ロシア、北朝鮮といった民主主義陣営の国家と対立する独愛的な国家に囲まれる日本の安全保障をめぐる状況は、かつてないほどに厳しいものになっている。

そして、日本人が平和だと思っている今この時点でも、この国では目に見えない戦いが進行中だ。

情報戦、サイバー戦、政治戦、経済戦、金融戦、外交戦、メディア戦などあらゆる非軍事的手段を駆使した戦い、そして、陸戦、海戦、空戦、宇宙船、サイバー戦、電磁波戦などあらゆる領域を使った戦いである。

著者は現代を「全領域戦の時代」と表現している。

この目に見えない戦いの状況と現実に、陸上自衛隊の元・東部方面総監であり安全保障と軍事についての論客である著者が警鐘を鳴らす。

「「日本はすでに戦時下にある」とのタイトル通り、我が国が目に見えない戦いの渦中にあることが大変よくわかります。特に中国の知られざる実態を明らかにし、ウィルス戦・サイバー戦・情報戦・宇宙戦・電磁波戦について筆者の体験談や具体例を挙げ素人にも分かりやすい内容となっています。また、政治は三流、鴨ネギ国家等、公明党や政治家をストレートで一刀両断する記述もあり筆者らしい切れ味の良い作品です。本書は安全保障や軍事に携わる人たちのみならず、安全保障に関心がある皆様にも一読頂きたい秀作だと確信します。」

「超限戦国家・中国は、あらゆる領域を利用して日本に対する工作や戦いを仕掛けている。日本人はそれを理解していない。このままでは日本は大きな危機を迎えるであろう。本書は平和ボケした日本人に対する警告の書であり、一読を勧めたい。」

「著者の前著「現代戦争論-超『超限戦』」の続編との位置づけの書籍です。前著を発刊後に米軍が作戦構想として取り纏めた「All Domain Operation(全領域作戦)」の考え方を基に、事例も多数取り上げわかりやすく説明されております。本書により日本がおかれている厳しい安全保障環境というものが認識できるものと思います。ぜひご一読をお勧めします。」


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