不便なコンビニ キム・ホヨン (著), 米津篤八 (翻訳) 小学館 (2023/6/21) 1,760円

韓国発ベストセラー、傑作Kヒーリング小説

ソウルの下町。亡き夫の遺産で建てたコンビニ「Always」を細々と営む元教師のヨムさんは、駅で無くした財布を拾ってくれたホームレスの男「独孤(トッコ)」と知り合う。

記憶を失い言葉はたどたどしいが、誠実そうな独孤を見込んだヨムさんは、彼を深夜シフトの店員として雇う。

近隣のコンビニに押され気味で品揃えが悪く、近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれている「Always」の店員や客たちは、謎だらけで怪しげな独孤を警戒しつつ、一方でそれぞれに問題を抱えていた。

韓国でシリーズ累計150万部(2023年6月現在)、世界各国で出版され、舞台化、ドラマ化も進行中の大ベストセラー。

誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。

本書は2021年春に韓国で刊行された小説の邦訳版です。

著者は2013年の『望遠洞ブラザーズ』で世界文学賞を受賞しながらも、その後はずっとヒット作に恵まれませんでした。

そんな中で細々と発表された本作は、電子書籍プラットフォームから火がつき、またたくまに大ベストセラーとなり、2022年には大型チェーン書店「教保文庫」と大型電子書籍店「YES24」でもっとも売れた「今年の一冊」に選ばれました。

2022年夏に刊行された続編『不便なコンビニ2』と合わせて150万部(2023年6月現在)を売り上げ、本書に似せた装画の本が次々と刊行され、「Kヒーリング小説」という新たなジャンルを生むなど、社会現象となっています。

そのような華々しい道を辿っている作品ですが、描かれるのはむしろ普通の人々のささやかな営みと、痛みや優しさ、人との関わりから生まれる何かです。

それぞれに小さな生きづらさを抱えている登場人物にも、どこかしら共感していただけるのではないかと思います。

本書を読むことで、ひとときの癒しや救いを感じていただければ幸いです。

「韓ドラはたくさん見ていた。けれども、小説を読むのは初めて。そんな私がインターネットで見つけたのがこの本。ベストセラーになっただけあって、とても読みやすくて、2日ほどで一気に読み終えてしまった。コンビニを舞台としたオムニバス作品で、韓国らしさや街の空気感がしみじみ伝わってくる。」

「すごく読みやすくて、お話が目に浮かびドラマ化される話無いのかなと思ったらやはりある。そうそんな中身で、心があったかくもなるし、考えさせられたり話の展開も面白かった。早く2が翻訳されることを希望します。」

「凄く良かった。ソウル駅の周辺に行った事があったり、韓国語をちょっとかじった事があるとますます面白いと思います。ドラマ化するみたいですがどうなることやら。絶対みるけど。早く、二巻の日本語訳を出してください。パリパリ!」


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