見つけて楽しむ身近な野鳥の観察ガイド 梶ヶ谷博(著、編集)、西教生(著)、野村亮(著)、山内昭(著) 緑書房; A5版 (2019/2/14) 1,980円

「鳥がどこにいるのかわからない」というビギナーから「これまでと違った鳥の楽しみかたに触れたい」というベテランまですべてのバードウォッチャーにお薦めする、新しい野鳥観察ガイド。

自然界での在り方に近い“生態写真”を中心に掲載。鳥の生態や行動を理解することで、鳥が見つけやすくなります!

・鳥を見つける・観察する
鳥の習性や行動などの不思議を通じて、野鳥の見つけかたと観察のしかたを紹介。

遭遇する確率が高い鳥の写真は「目を慣らす」ためにも役立ち、見つけるコツが身に付きます。

・身近な鳥たち
日常で出会う鳥の種類は30種類前後。よく見られる種類を覚えてしまえば、野鳥観察は充分に楽しめます!

翼の構造や色調を見るときに参考になる飛翔写真や、若い個体も掲載。

豊富な生態写真により、鳥のいる環境がよくわかります。

・豆知識
鳥にまつわるエピソードが満載。鳥への興味がより広がり、野外でも役立ちます。

著者略歴
梶ヶ谷博
1952年神奈川県生まれ。日本獣医生命科学大学名誉教授、同大学付属博物館顧問、NPO法人野生動物救護獣医師協会研究部長。獣医師、獣医学博士。日本獣医生命科学大学教授、同大学付属博物館長等を歴任し、現職にいたる。ネイチャー・フォト・ライターとしても活動している。主に、鳥類における原因不明死、野生鳥獣の生態行動と事故との関係等の研究に従事する

西教生
1982年三重県生まれ。都留文科大学非常勤講師。主な研究対象はイワツバメとホシガラス。富士山北麓の鳥類群集、被食型の種子散布にも関心があり、調査を継続中。山梨県、長野県、三重県で鳥類標識調査を実施している。近年は渓流釣りライターとしても活動しており、甲信地方の源流部のイワナを調べている

野村亮
1968年東京都生まれ。NPO法人自然環境アカデミー専務理事および事務局長、鳥類標識調査者((公財)山階鳥類研究所)、東京都鳥獣保護管理員。2001年より現職にいたる。

山内昭
1960年神奈川県生まれ。医療カメラマン、日本獣医生命科学大学非常勤講師(情報学)、山内イグアナ研究所(YIL)、エキゾチックペットクリニック取締役。獣医療現場の撮影と野鳥撮影を専門とする。エキゾチックアニマルに関する飼育や獣医学情報などを配信する手法を模索し、紙とインターネットを融合した専門性の高いメディア制作をライフワークとしている

「毎朝朝食を取りながら、庭にやってくる鳥の名前を調べるのが老夫婦の楽しみになりました。そのうちにバードウォッチングに出かけようかと夫婦で話すようになりました。」

「言葉の使い方がとても分かりやすいです。この分野の成書にあるような難しい話はせずに、読みやすかったです。それでも図鑑部分はしっかりとしていました。写真もすごい。この本の特徴である鳥の見つけ方の部分では本当にバードウォッチングをしているようでした。内容から写真を撮ったのか、写真から内容を決めたのか…どちらにしてもすごい。写真はとてもきれいで量も多かったです。好きだけどそこまで本格的に観察したいわけではない私にもぴったりな一冊でした。鳥についていろいろな本・図鑑がある中でこの本を手にとって良かったです。」

「70種ほどの身近な鳥について、豊富な写真を用いながら、識別ポイントや分布・食性、生活史について、丁寧な解説が施されています。13項目に及ぶ「豆知識」も、それぞれ1ページ分の紙面を使って、興味深い話を提供してくれているように思います。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事