先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています? 小林朋道 (著) 築地書館 (2022/2/15) 1,760円

鳥取環境大学の森の人間動物行動学

コウモリは先生の手に包まれていないと食事をせず、イヌも魚もアカハライモリもワクワクし、キジバトと先生は鳴き声で通じあう。

自然豊かな大学を舞台に起こる動物と人間をめぐる事件の数々を人間動物行動学の視点で描く

野生動物が住処にしている森林をキャンパスに持つ大学で、さまざまな動物を対象に研究に励む小林教授と学生たち。

そして、教授が顧問をつとめるヤギ部(キャンパス内の草原でそれぞれに個性豊かなヤギを5頭飼っている)の部員たち。

動物たちが次々と起こす事件を小林教授と学生たちが奮闘して解決していく。

進路に悩む中高生から、動物大好きなシニアまで、幅広い読者に支持されている累計12万部のロングセラーシリーズ。

年に1冊の刊行、待望の最新刊です。

本書の登場する動物たち:ユビナガコウモリ、ニホンモモンガ、ヤギ部のヤギたち、キクガシラコウモリ、アカハライモリ、ニホンヤマネ、カルガモの雛、キジバトほか

[目次] はじめに

私の手に包まれていないと餌を食べないユビナガコウモリの話
鍵は「ニオイ」だ! と思いたい

ニホンモモンガの尻の模様は、天敵の攻撃をためらわせる目玉模様か?
実験? やってみましたよ………

なぜヤギには顎鬚(あごひげ)があるのか?
………………

洞窟内冬眠時のキクガシラコウモリの秘密
繁殖成獣は、非繁殖獣を押しのけて密集コロニーをつくる! ようだ

イヌだってオイカワだってアカハライモリだってワクワクする!?
「ワクワク感」の動物行動学、ちょっと理屈っぽいけど

子モモンガは、成長のある時点からフクロウの鳴き声に反応するようになる
どの時点から?………なるほど!

父から受けついだ山にニホンヤマネ母子がいた話
思い出に囲まれた

カルガモのヒナを救ってやれなかった
「カルガモという動物の世界の理解! 」を忘れたからだ

キジバトPiがいた夏
明らかに私の〝鳴き声〟に合わせて鳴いたのだ。
動物行動学的にもじつに興味深い


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