うまいことやる習慣 中村恒子(著)、奥田弘美(著) すばる舎 (2018/6/20)

中村恒子先生は、1945(昭和20)年・終戦迫る6月に医者になるため16歳でたった一人、広島の尾道から大阪へ出てきました。

その後、89歳の現在までずっと精神科医として働いてこられました。

つい最近まで週6日フルタイム勤務を続け、2017年の8月からようやく週4日勤務に減らされたばかり。

身長148センチ、体重40キロ足らずの小さな体からは、温かく深い慈愛のこもった言葉が発せられます。

その言葉で、患者さんたちは再び生きる勇気を復活させるのです。それは、弱々しく細ったろうそくの光がゆるゆると輝き、力強い炎を取り戻していくかのようです。

もちろん、患者さんだけではありません。恒子先生にかかわる人の多くが、そのたんたんと働く姿、その人柄にふれることで、力をもらって元気になっていくのです。

今回、聞き書きをさせていただいた私自身もその一人です。

先生の生き方は、一言でいうと「日々たんたん」。決してスマートではなく、効率的でもないのですが、いつでも目の前のことに徹して生きています。そして、そこにまったく無理がないように見えるのです。

どこまでも自然な姿に、「ああ、こんなふうに生きてもいいのか」「こんなふうに生きればいいのか」そんな気づきを与えてくれます。

どうしたら、恒子先生のように日々たんたんと生きていくことができるのか? 結果としてそれが「うまいことやる」ことになるのか? その波乱万丈な半生を含め、ぜひ最後までお楽しみください。
(聞き書き・奥田弘美より)

「この本では、自分の人生は自分の人生、それをしっかり生きる、他との比較で心を痛めなくてもいい、というメッセージに心が安らぎました。自分は、死ぬ時、その周りにいる人に、いい人だったね、と言われるような人生を送りたいと思っています。その為に目の前にあるできることを一つ一つこなしていけばいい、というメッセージをもらえた気持ちになれました。」

「本書には、気楽に生きていくためのおばあちゃんの知恵袋がたくさん詰まっています。しんどい時をいかに「うまいこと」過ごしていくか、当たり前のことのはずなのに、1人ではなかなか気付かないコツを教えてくれる1冊です。」

「面白くて 為になる 素晴らしい本だと思いました。 精神科医が書いた本なのに 全然難しい言葉が無く スラスラ読めてしまいました。「なるほど このように心に折り合いをつけて生きていけばいいのかと」気付かされました。「日々淡々な生き方」や 「人間関係の秘訣は距離感に尽きる」など はっと気付かされることばかり。ところどころに出てくる関西弁が 笑いを誘い フンワリと心が安らぎ 元気になりました。」


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