不謹慎な旅 負の記憶を巡る「ダークツーリズム」 木村聡 (著, 写真) 弦書房; A5版 (2022/2/28) 2,200円

原爆死没者慰霊碑、バングラデシュの難民キャンプ、筑豊のボタ山、見世物小屋、沖縄の基地建設現場、東北の震災遺構、原発建設予定地……戦争や天災・公害・差別・事故など悲しみの記憶を宿す場所を訪ねるダークツーリズムは、新しい旅のスタイルでもある。

本書では、生々しい記憶が残る場所と地域を40の項目でレポートしながら案内する。

そこでは何が起こっていたのか。

記憶と風景が忘却されないためにも、写真と文で焼きつけた渾身のルポ!!

「週刊金曜日」連載を5つのテーマで再構成。

写真165点余を収録。

著者について
1965年生まれ。フォトジャーナリスト。新聞社勤務を経て94年よりフリーランス。国内外のドキュメンタリー取材を中心に活動。著作に『ベトナムの食えない面々』(めこん)、『千年の旅の民 〈ジプシー〉のゆくえ』(新泉社)、『満腹の情景』(花伝社)、『メコンデルタの旅芸人』(コモンズ)など。『米旅・麺旅のベトナム』(弦書房)。ホームページ : www.pjkimura.net

「過去の出来事もあるけど、現在の社会に存在する負の側面を訪ねている感じ。
これまでのダークツーリズム本とは違って、過去の遺物ではない、今を生きているドキュメンタリー感とかライブ感があってとても引き込まれた。
写真が多くて臨場感がある。それぞれ行った気になるのと同時に、実際に現場を見に行きたいと思ったりするので、旅(ダークツーリズムだけど)へ誘うガイドブックとしても上手い仕上がり。」


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