忌名の如き贄るもの 三津田信三 (著) 講談社 (2021/7/29) 2,035円

忌名は、いわば生贄だと?

「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」

生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。

今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。

朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開をお楽しみください。

「待ちに待った刀城言耶シリーズ新作!
個人的にかなり好きな話でした。忌名儀礼の最中に起こる怪奇現象、虫?村の葬送儀礼や雰囲気に引き込まれました。今まで比べ短めで、事件も少なかったのでいつものようなどんでん返しがあるのか不安だったのですが全くの杞憂でした。特に犯人の動機の部分と最後の数行にゾクりときました。ホラー好き必見の一冊だと思います。」

「土着信仰型のホラーな内容で、しかしその辺にある怪談話よりもきちんとオチた納得感がある。しかし完全な納得には至らないあたりがこのシリーズの魅力。もっとも読みながら推理したい人にはオススメしないですが、洒落怖とか好きだった人には刺さるシリーズなのでみんなで読もう。」

「詳細については 書けない。突っ込みどころ 満載で 終盤までは 充分面白くて 3つ星半か4つ星くらいだと思っていた。いつもながらの「ホラーと本格」の融合だと思っていましたが 最後の1行で 5つ星に跳ね上がりました。この作者の発想が ホラー です。」


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