富士山の間近でマーケットストア「富士ファミリー」を営む、小国家三姉妹の次女・ナスミ。
一度は家出をし東京へ、のちに結婚し帰ってきた彼女は、病気のため43歳で息をひきとるが、
その言葉と存在は、家族や友人、そして彼女を知らない次世代の子どもたちにまで広がっていく。
宿り、去って、やがてまたやって来る、命のまばゆいきらめきを描いた感動と祝福の物語。
2019年本屋大賞ノミネート作。
「人生の中で見逃している、日々の一瞬いっしゅんの尊さ、愛しさを優しくそして力強く感じました。悲しいだけじゃなく、人生に暖かさと希望をくれる物語。この本に出逢えてよかった。」
「若くして癌により亡くなった女性。その死から、その生から連なる14の短編集。
「死生観」が分からず、専門書(?)的な本の説明文に府が落ちず、色々探している中で出てきた1冊でした。
「死生観」とは異なるかもしれませんが、求めていたものがあったと思います。
いきなり答えを求めていた無学な私には勉強にもなりました。
読んでいる途中は何度涙が溢れたことか。レビュータイトル通り、強くオススメ出来る、是非読んで欲しい1冊です。」「木皿さんの作品が本当に好き!大好きな人がこの世からいなくなる深い悲しみを超えて、残された人の想いや生活がとても細やかに描かれている。いのちって何だろう。
大切な人に会いたくなる本!胸がぎゅってあったかくなる本です。」
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