ノモンハン秘史 辻政信(著) 毎日ワンズ (2020/7/21)

1939年の日ソ国境紛争「ノモンハン事件」を指導した著者が戦後まもなく発表。

大ベストセラーとなった戦記『ノモンハン』(2016年『ノモンハン秘史 新書版』として毎日ワンズにて復刊)に、

事件直後の自身の動向と心境を綴った未公開手記を増補。

「負けたのはソ連だ。われわれは断じて負けとらん!」

1939年のノモンハン戦を最前線で指揮した伝説的軍人の衝撃の手記!

草も木も焼けるような砂漠に血を浴びつつ剣を執って戦う現地軍と、

冷房のきいたデスクにペンを持って戦争を指導する参謀本部のエリートたちとの心理の交錯を描いた戦記文学の傑作、ついに新書化!

「此れまで、「ノモンハン事件」の結果評価は”日本軍側の壊滅的打撃を受けた大敗北”と云われて居りました。
しかし、旧ソ連崩壊に基づく「機密文書」公開によって、事件自体は”旧ソ連軍側の大惨敗”という事実が判明し、従来の事件評価が覆る事となったのです。
今現在は、熟読中で終了には至って居りませんが、読み続けるに従い”より興味深い新事実”が判明して来る逸品と思って居ります。」

「この本は、すべての責任は他人にあり、歴史事実を変えてでも自分の正しさを主張するところが面白い。なぜ辻さんはそのような思考ができるのかを考えたとき、特に抑うつ気分障害を持つ方に読んでいただけると、少し心が軽くなる請け合いである。
ノモンハンから始まるわが国を当事者から都合の良いように見ることができるのは人間理解の一端となる。すぐに絶版となると思うので、少しでも早く購入したほうがよいだろう。
ただし、正しくわが国の戦争経験を解釈したものは「失敗の本質」、半藤一利著書、山本七平著書に頼ったほうがよい。」

「私の祖父が当時ノモンハン事件に一軍医として関わっていた事を父から聞いていました。ソ連、日本軍共に甚大な被害を受けた事を知り驚きました。その現場に祖父がいた。祖父は何を感じたのか今となってはもうわからないですが。」


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