亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。
顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。
コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。
KADOKAWA『この夏の星を見る』(辻村深月氏著)の装画を描きました。章扉には新聞連載中の挿絵もコラージュされています。コロナ禍で学校活動もままならない鬱屈を抱えた少年少女たちが様々なきっかけから距離を越えて繋がってゆく、胸いっぱいになる物語です。是非お手に取っていただきたい本です。 pic.twitter.com/JOFdFhK2iM
— スカイエマ (@sky_emma) June 30, 2023
真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。
27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。
円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。
高校三年生で、吹奏楽部。
旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。
『この夏の星を見る』#辻村深月 さんの新作をお出迎え!
もうずっと待ってました??
仕事終わりまで待ちきれず
昼休みにダッシュ??で買ってきっちゃった??辻村さんの青春ものは間違いない!?
週末のお楽しみ?? pic.twitter.com/stjnD3vd2e
— まる@本とウイスキーと音楽と (@wagahai221) June 30, 2023
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。
しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。
リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。
スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。
人間の感情のすべてがここにある。
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