老いの深み 黒井千次 (著) 中央公論新社 (2024/5/22) 924円

80代から90代の大台へと足を踏み入れた作家がつづる、老いの日々。

少しずつ縮む散歩の距離、少量の水にむせる苦しさ、朝ぼんやりと過ごす時間の感覚など、自身に起きる変化を見つめる。

一方、年長者が背筋を伸ばしてスピーチを聞く姿に爽快感を覚え、電車の乗客の「スマホ率」など新たな発見も。

「ファックス止り」の自分をなぐさめ、暗証番号を忘れて途方に暮れて……。

老いと向き合い見えたこと、考えたこと。

黒井 千次
1932・5・28~。小説家。東京生まれ。学童疎開を経験。新制三期生として都立西高を卒業。高校時代から創作を始め野間宏に手紙を出して文学への志を 述べる。東大在学中メーデー事件に遭遇。1955年、東大経済学部卒業。富士重工に入社して15年間サラリーマン生活を送り70年退社。同年「時間」で芸 術選奨文学部門新人賞受賞。84年、『群棲』で谷崎潤一郎賞、94年、『カーテンコール』で読売文学賞、2001年、『羽根と翼』で毎日芸術賞、06年、 『一日・夢の柵』で野間文芸賞を受賞するなど旺盛な作家活動を続ける(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『一日 夢の柵』(ISBN-10:4062901005)が刊行された当時に掲載されていたものです)


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