人生の終着駅で思い起こす、幼い頃の幸福。
著者が生まれてから小学校時代まで、両親、姉、時折姿を現す4人の異母兄、乳母、お手伝い、書生や居候、という大家族に囲まれた、甲子園に近い兵庫・西畑の時代を、思い出すままに綴る。
『血脈』など、著者の自伝的作品では触れられることのなかった秘蔵のエピソードが満載。
幼い「アイちゃん」目線で、“人生で最も幸福だった時代”の暮らしぶり、人間模様を活写する。
【本書の目次】
・モダンガールが来たァ
・サンタクロースはいなかった
・ばあやの鼻
・嘘について
・全生涯で一番の幸福
・なんでこうすぐに涙が出るのか!
・お遊戯会
・イロハのハッチャン
・そしてばあやはいなくなった
・安モンはおいしい
・ハナはんのハナ
・長男なのに名は八郎
・はじめての敵意
・海の色
【売れてます】
『思い出の屑籠』#佐藤愛子
100歳の愛子さん、幼いころの思い出。 pic.twitter.com/N3Qb3bJit9
— ふたば書房 洛西店 (@futabarakusai) January 21, 2024
「本好きの母に送りました。作者の本が好きなので探していたらこれが見つかりすぐに購入しました。喜んで読んでいました。」
「笑いあり、涙あり、100歳になっても変わらない。活字中毒の高齢な母親の大好きな先生です。おかげで、母も女史に負けず元気でいられる栄養満点の作品です。」
「祖母に頼まれ購入。字が大きく読みやすいと言っていました。私も今度借りてみようと思います。」
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