アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎(著) 幻冬舎 (2017/8/4) 660円

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。

人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。

でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。

情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。

明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

「登場人物の名前も多く、時代が行ったり来たりするので少々混乱するが、緩やかに全話繋がっているので、前の話で登場した人物が立場や年齢が変わりまたでてくると嬉しくなる。
ひとりのボクサーを取り巻く人たちの物語。伊坂氏自身も語るように恋愛要素が多い、作者としては珍しい部類の作品だが、通り一遍の恋愛小説ではなく、ウィットに満ち溢れ、人生観が散りばめられた、ほのぼのとした作品だった。テンポも読後感も良く、晴れやかな気持ちになれた。」

「斉藤和義の名曲「ベリーベリーストロング」の歌詞のもとになった表題作。シングルCDの特典でしか読めなかった作品が、待望の書籍化。
フツーの人たちの日常、小さな幸せや奇跡を伊坂流のタッチで描く。少し幸せな気分になれる連作短編集。」

「短編でも面白い伊坂さんの小説という感です。連作なので、登場人物を楽しめますが、最後の話だけは、◇◇年後とか、◎◎年前とか、時代が前後します。よく読み込まないと、『あれ?』となります。ご注意を!」


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映画もいいですね。

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