不倫の果てに刃傷沙汰を起こして謹慎中のりり子叔母さんと、就活に失敗してアルバイトをする私。
一族の厄介者の二人は叔母さんのおんぼろアパートの部屋にあふれるブランドのバッグから靴や銀食器、着物までをせっせとネットオークションにかけていく。
すばる文学賞作家が描く、ゆるやかな再出発の物語。
勝手にポップ化。
『人生オークション』原田ひ香
捨てるって気持ちいい。 pic.twitter.com/59j7FRumpy
— なぎなぎ (@Nagimiz22) September 3, 2022
「個人的には「眼鏡屋さんのお仕事ディティール」部分が一番楽しめたかな。お仕事特有のあれこれ、ってのは「知らない業界」であればある程興味深い。が、どっちの編も「で、なんだったんだろう?」って読後感でもありました。」
「本当に何が自分には必要なのかを、考えさせられる作品でした。」
「AmazonのKindle本に出会ってから原田ひ香の本に夢中です。人生オークションもあめよびもどちらも、完全なハッピーエンドではないのですが、物語が終わったその先の幸せを予想できます。一筋縄ではいかないかもしれないが、人との出会いや日々の生活には小さな変化の風が吹いていて、やはり生きるって面白くて価値があるなと思わせてくれる本です。」
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