おとなのための1分音読 山口謠司(著) 自由国民社 (2017/12/20)

テレビ朝日系ドラマ「Doctor-X~外科医・大門未知子」医療監修

医師・ジャーナリスト 森田 豊先生推薦!

「音読に没頭する時間を持つことは、心とカラダの健康につながるでしょう。」

「音読」というと、学生時代に国語や英語の授業で教科書を読んだことを思い浮かべる人が多いかもしれません。

大人が文章を読む時には、「黙読」をすることが圧倒的に多いと思います。

しかし、「音読」には「黙読」にはないメリットがたくさんあります。

1.気持ちが落ち着きます。
気持ちを落ち着かせる作用があるセロトニン(神経伝達物質)は、
音読をすることで多く分泌されます。音読を習慣にすることで、
安定した精神状態を導くだけでなく、認知症やうつの予防にも効果が期待できるでしょう。

2.やる気が出てきます。
やる気や自制心を司る脳の前頭葉は、音読によって刺激することができます。
前頭葉は意識して動かすことが必要で、音読はその適した手段です。
フットワークが軽くなったり、ネガティブな気持ちに向き合うことが
上手になったりするでしょう。

3.ストレスが解消し、抵抗力がアップします。
カラオケが好きな人なら、歌を歌ってスッキリした経験があるでしょう。
大きな声を出すことで、ストレスホルモンが少なくなるだけでなく、
内臓の働きも活性化しますから、病気に対する抵抗力も高まる可能性があります。
歌の苦手な人でも音読なら気軽に始められます。

4.脳が活性化されます。
「黙読」では目で情報を読み取って脳にインプットしますが、
「音読」では声に出して文章を読むアウトプットが加わります。
音読は視覚と聴覚の両方を同時に用いることで、脳の活性化に効果があるのです。

5.誤嚥性肺炎の予防に役立ちます。
のどの筋肉は年齢とともに衰えていきます。
本来食道に入るべき食べ物が誤って気管に入ることで起こる誤嚥性肺炎は、
年を重ねるとともに気をつけたい病気のひとつです。
予防のためにも、音読でのどの筋肉を自然に鍛えましょう。

「掲載されているのはすべて、昔読んだことのある名文ばかり。「音読」という形で触れるそれらは、日本語の美しさ、リスムの楽しさを、改めて感じさせれくれます。ルビが少々煩く感じますが、それを差し引いても、概ね読みやすいレイアウトだと思います。親のために買った本ですが、自分がハマってしまいました。第2集を期待。」

「有名な小説なんかを端から端まで1分で読むというのは、齋藤孝さんの「速音読」シリーズともよく似ていますが、レパートリーの幅が広く、楽しめています。夜にやると頭が冴えてきます。」

「普段誰かと会話するのとは違い、本を音読すると自分の滑舌の悪さを実感できました。字も大きく漢字にはフリガナや読み方が降ってあるので、漢字の苦手な私でも読むことが出来ました。一度に読むのは2ページほどですが、読んだ後はなんだか落ち着くような気がします。この本を機会に何か読むときには音読するように心がけています。」


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