
東京のバーベキュー場で起きたヒ素による大量殺傷事件。
記者の勝木は、十数年前の北海道灰戸町家族毒殺事件を思い出す。
家族が死んだ居間で寛ぎカップラーメンを啜っていた生き残りの少女、赤井三葉が〝また〟殺したのではないか。
三葉の行方を追い勝木は北へ向かうが――。
「みんな死ねばいい」。
灰戸町の女たちの怒りの連鎖が、新たな悲劇を産み落とす。

著者について
一九六五年生まれ。北海道札幌市在住。二〇〇七年「散る咲く巡る」で第四十一回北海道新聞文学賞を受賞。一三年、母親の子供に対する歪んだ愛情を描いた『完璧な母親』が刊行され、話題になる。「あの日、君は何をした」シリーズが五十万部を突破。他に『いちばん悲しい』『祝福の子供』『屑の結晶』など著書多数。
「まさきとしかさんの話は悲しい話が多いけど、毎回読むしかない。面白い。」
「子どもは親を選べない。生まれ育つ場所も選べない。
夢も希望もない町で生まれ育った人々が抱える陰鬱な負の感情が渦巻く、おぞましくも哀しいお話。」「やっぱり面白い。過去と現在が交互に語られる形は元々好きですが、さすがにありきたりではすみません。面白い。」
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