北の海に浮かぶ美しい孤島にキツネが運んだ寄生虫「エキノコックス」。
それは「呪い」と恐れられる病を生んだ。
未知の感染症に挑む、若き研究者の闘いが始まる――
直木賞候補作『絞め殺しの樹』で注目の著者による、果てなき暗路に希望を灯す渾身の傑作長編
風が強く吹きつける日本海最北の離島、礼文島。昭和二十九年初夏、動物学者である土橋義明は単身、ここに赴任する。
北海道礼文島に蔓延した謎多き寄生虫「エキノコックス」。
更なる流行拡大を防ぐため、若き研究者はある大きな決断を迫られ……。
史実をもとに、未知の感染症と闘い続けた人間の姿を描く渾身の傑作長編。
是非ぜひお読みください!! pic.twitter.com/dsYfyJOIg6— 双葉社文芸出版部 (@shousetsusuiri) October 28, 2022
島の出身者から相次いで発見された「エキノコックス症」を解明するためだった。
それは米粒ほどの寄生虫によって、腹が膨れて死に至る謎多き感染症。
懸命に生きる島民を苛む病を撲滅すべく土橋は奮闘を続ける。
だが、島外への更なる流行拡大を防ぐため、ある苦しい決断を迫られ……。
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