三十の反撃 ソン・ウォンピョン (著)、矢島暁子訳(著) 祥伝社  (2021/8/7) 1,760円

本屋大賞翻訳小説部門第1位『アーモンド』の著者が放つ待望の第2弾!

生きづらい今、すべての人に勇気をくれる共感必至の傑作!

1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。

88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。

大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。

彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自身を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。

そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになる――。

著者について
著者 ソン・ウォンピョン
ソウル生まれ。西江大学で社会学と哲学を学び、韓国映画アカデミーで映画演出を専攻。多数の短編映画の脚本、演出を手掛け、「シネ21映画評論賞」、「科学技術創作文芸・シナリオシナプシス部門」を受賞。2020年には長編映画監督作品『侵入者』が公開された。
文壇デビュー作となった長編小説『アーモンド』(2017)は、第10回チャンビ青少年文学賞を受賞。続いて出版された本作『三十の反撃』(2017)は、第5回済州4・3平和文学賞を受賞している。他に、長編小説『プリズム』(2020)、短編小説集『他人の家』(2021)がある。
邦訳版『アーモンド』(矢島暁子訳、祥伝社)で2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞。

訳者 矢島暁子
学習院大学文学部卒業。高麗大学校大学院国語国文学科修士課程で国語学を専攻。訳書に『アーモンド』のほか、チョ・ナムジュ『ミカンの味』、イ・ギュテ『韓国人のこころとくらし――「チンダルレの花」と「アリラン」』、キム・エランほか『目の眩んだ者たちの国家』、洪宗善ほか『世界の中のハングル』がある。


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