シリーズ累計170万部、突破!
美しいままの少女。
不老不死の謎に、挑む。
かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。
だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう……。
ミイラ化した遺体。
自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実は?
現役医師が描く医療ミステリー!
【本日発売??】
本日、天久鷹央シリーズ最新作、『久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ』が発売になりました。
(地域により発売日は多少前後します)「不老不死の少女」と「死者の復活」の謎に鷹央&小鳥遊(&鴻ノ池)が挑む。
皆様、ぜひお手に取ってみて下さい! pic.twitter.com/2iKRKiyd6h
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) August 30, 2021
「作中で言われてしまいますが,厳密には違うものの,またカルト宗教が登場をし,
彼らを巡る不老不死や儀式の謎には,テレビドラマの『 TRICK 』を思い出せてと,
扱いやすい題材なのでしょうが,さすがに同じシリーズで使いすぎという印象です.一方,前半の目玉,不老不死の謎は,大きな括りで見れば古典的なものでしたが,
その発展と昇華のさせ方については,斬新で,大きな衝撃と強い嫌悪を抱かせます.
反面,かなり突飛に映ったのは否めず,後半のもう一つの謎もなかなか理解が及ばず,
確かに医療は絡んでいましたが,驚き止まりで,初期のような興味や関心は沸いてこず.このほか,主人公が抱えるメンタル周りの問題と変化も,いささかマンネリ気味で,
決してつまらなくはないのですが,長期シリーズの弊害が覗いたようにも感じました.」
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