絶対に予測不能な衝撃のラスト――あなたの見る世界は『透きとおる』。
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。
女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。
それが僕だ。
宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。
『世界でいちばん透きとおった物語』#読了
今ものすごく話題なのであまり多くは語れないし、語らないほうがいいんだろうけど、これだけは言いたい。
「本への、読者への愛がすさまじい形で表現されている」と。 pic.twitter.com/vTLxWCjhOh
— maguro@おそらく読書垢?? (@maguroloverbook) June 14, 2023
「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。
遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」
奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。
知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、僕は父の複雑な人物像を知っていく。
やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。
杉井光【世界でいちばん透きとおった物語】#読了
何かと話題の本??
・・・なるほど??
確かにすごい???とっっても読みやすく、楽しめました♪
読んだ人とお話ししたくなりますね???#読書垢さんと繋がりたい #読書好きな人とつながりたい pic.twitter.com/kMFI5BK8VA— 凪@読書 (@nagi_sizuka25) June 15, 2023
「世界でいちばんは透きとおった物語の原稿を探す物語。久しぶりに凝ってる仕掛けだな。ちょっと最後はマジでと驚いたよ。文庫でなければ無理。」
「読み終えた後は物語に隠された秘密にばかり気を取られるものの、そもそも単純に、物語としてのレベルが高い。物語自体が人間のような多面性を持っていて、ミステリ感じる読者と同じくらい、恋愛物と感じる読者もいるのではないだろうか。ミステリが真実を解き明かすなら、恋愛は嘘を許容する話であり、個人的に両立の難しいジャンルだと思っていた。しかしこの物語はそれを見事に両立させている。ストーリーの流れも無理がなく、ミステリ的な狡猾さがありつつ、恋愛物のような情緒がある。物語としても非常に素晴らしい作品。何度でも読みたい作品。」
「元KADOKAWA 電撃文庫編集部 編集長の三木一馬 氏が講演でおススメされていて購入。あまり読書しない私でもスラスラ読めました。なぜスラスラ読めたのか、ずっと感じていた違和感。少しづつ紐解かれる謎。気づいた時に衝撃が走りました。読書というより、体験に近い読後感です。」
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