
現在のAV界で独自の地位を築き中高年に多くのファンを持つ老舗メーカーFAプロ。
懐かしき昭和をテーマにした官能作品は他の追随を許さず今年の11月には通算2000タイトルの偉業を達成する。
そのほとんどすべての作品をプロデュースした巨匠・ヘンリー塚本氏が初めてそのうちなる思いを綴った一冊が本書。
昭和から脈々と受け継がれる日本のエロス史がわかることももちろんであるが、実用書としての側面もある珠玉の一冊である。
「血気盛んなジイさまである。どうでもいいことだが、かくいう自分も1992年頃から観続けているFAプロファンである。いやらしさ(スケベさ)ではあまたあるAVの中でも突出していて、そこに出演している女優のエロさは他のメーカー(そもそもヘンリー作品がメインな女優が多い)ではお目にかかれないほどのものだ。作品中でも監督は『テスト』『演技指導』と称して自ら女優たちのクチビルをむさぼりまくっている。そんな監督がどんな時代を生きてどんなセックスをしてきたかが書かれている。今の時代(令和)では強引すぎる手段かも知れないけど、男と女のあるべき姿がそこにはあったのだろう。そんな過去に思いを馳せてしまう、ノスタルジックな気持ちにさせてしまう1冊でもある。」
「人間は何の為に生きるのか?
いきなりそう聞かれてもほとんどの人が答えられないだろう。
しかし、その答えがこの本の中に書いてある・・・そう「セックスする為」である。約20年前、ヘンリー塚本監督作品をはじめて見たときの衝撃は凄かった。。。
近親相姦、不倫、スワッピング、戦争物等、「背徳」をテーマとしたありえない作品の数々・・・。
それをしつこいくらいの卑猥なプレーで表現する演出・カメラワーク、出演者の演技力(セリフも卑猥!)。
その2000を越える作品には、普通のAVにはない「哲学」や「宗教」すらも感じさせる。
著者のテーマである、今の時代には失われて久しい「なつかしき昭和の活力」がそこにある。現代は豊かである。
物も豊富、ボタン1つで買い物も出来、娯楽も多彩、食べ物も有り余っている。
しかし、心の閉塞感は増える一方だ。
少子化、財政赤字、リストラ、ニート、いじめ、ネット犯罪等、社会問題が山積だ。
戦後間もない昭和の時代は、物もなく貧乏だったが、活気があり幸せがあった。
それはなぜだろうか・・・?昭和と平成の違いは何か・・・?
そう、昭和はみんな金もないしやることないから「セックスを楽しんでいた」・・・だから活気があったのだ。
男も女も暇さえあれば情事を楽しんで、子供をいっぱい作って・・・。今の少子化対策や晩婚化対策のヒントもこの本には満載です(少々表現が卑猥ですが・・・w)。
特に若者や元気のない中高年男性に読んでもらいたいです(日本政府にもw)。
放送禁止用語ばかりですが、思わず唸ってしまう大真面目な「哲学」の本である。ヘンリー塚本作品の「哲学」をこの本で理解しました。
監督の苦労話や、風間ゆみ・浅井舞香等のヘンリー作品常連女優陣のコラムなど、ファンにはたまらない内容になっています。
個人的には、花岡じったやミートボール吉野らの男優陣のコラムも見たかったです。最後に監督は今年で73歳・・・まだあそこは現役だそうで・・・希望が持てました!!」
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