なんで死体がスタジオに!? 森バジル (著) 文藝春秋 (2024/6/26) 1,760円

すべてのエンタメファンに送る、ノンストップ・バラエティ系・軽ミステリ!

バラエティプロデューサー・幸良涙花は、がけっぷち、である。

筋金入りのお笑いファンかつテレビっ子だが、不運体質(?)のせいか、失敗に失敗を重ね、会社からは「次がダメなら制作を外す」と告知されている。

進退をかけた「次」の番組は、その名も「ゴシップ人狼」。

出演者たちが持ち寄ったリアルゴシップについて語りながら、紛れ込んでいる嘘つきを推理する、というトーク番組で、季節ごとの改変期に放送される人気特番だ。

マンネリ化する番組のテコ入れに、これを「生」で放送しろ、と上司は言うが、コンプラ的にも、事務所対応的にも無茶な企画。奮闘する幸良が、本番前に出会ったのは……

「大御所俳優・勇崎恭吾の死体」だった!

生放送まであと20分。幸良は特番を乗り切れるのか!? そして、この事件の犯人は?

現代バラエティを分析する目線の鋭さと、軽妙な会話の面白さ、そして”ゴシップ”の本質を衝く深度はピカイチ。一気読みできる超・エンタメ作品です!

「最初、目次を読もうと思っていたのですが、
すぐに視点が本文に写り、気がついたら、10ページぐらい読んでいました。
軽快な会話のやり取りがポンポンと続いて、本の世界に引き込まれるという感じです。
小説なのでフィクションですが、
現実の放送業界でも起きてもおかしくないトラブルや事件の記述が結構リアルに感じます。

久しぶりに時間を忘れて読む小説に出会ったと印象です。」

「これは夢中になって一気に読めました。生放送が始まろうとしているのに出演者が来ないという、いきなりのスリリングな展開でぐいと掴まれ、あとは心地いいスピード感でどんどん話が進んでいきました。知っている芸能人の名前が出てくるのも楽しいし、本当にテレビの裏側を見ているような気分になりました。各章のタイトルもテレビの注意書きふうに凝っていて、巻頭に登場人物の紹介もあるので、誰だかわからなくなってページを戻るというような滞りなくて、楽しい工夫に溢れた小説でした。」


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