メスを入れるのは病気じゃなくて人間関係!
『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞。医療ミステリーの第一人者仙川環が贈る新境地。
「こんな先生に診てもらいたい!」書店員さん絶賛の医療小説。
東京郊外にある古びた洋館。そこには先端科学では治せない患者と家族の「人生」を治療する名医がいる。
凄腕、イケメンだけど、ちょっと変わり者の医師青島倫太郎。
目が悪くなったのに車の運転をやめない父。怪しげなサプリにはまる母。
民間治療に心酔した妻……。
そんな患者を持つ家族たちはどうしたらいいのか。
スイーツと紅茶の香る古い洋館の診察室を訪れた患者と家族は、青島と話をするうちに、隠していた心の内を打ち明けてしまう……。
現代の赤ひげ先生が、鮮やかに患者と家族のトラブルを解決するハートウォーミングお医者さん小説。
処方箋のないクリニック(仙川環著、小学館)を読みました。
「緑内障、高血圧、関節症、肥満、アトピー。患者と家族の一大事は、ごくありふれた病気から始まった…
現代の赤ひげ先生が、鮮やかに患者と家族のトラブルを解決するハートウォーミングお医者さん小説」
真の医療とは…
温かな読後感です。 pic.twitter.com/0ZRfCG32Kl— 多面体君 (@tamentaikun) February 12, 2024
「白衣の下はハーフパンツ着用の40代の内科医青島倫太郎医師として華々しい経歴を持っているのに今は患者に寄り添う医療相談に特化した総合内科なるものをこれまた風変りな看護師とたった二人で開設した。そこを訪れる患者との話。ほつこりさせられたり、医療って…改めて考えさせられたり…なんか深いです。」
「健康に対して不安を抱えると何かに縋りたくなる気持ち分かります。
こんな先生いたらなぁ。どこかの町医者ならいるかもしれない。
堺雅人で映像化して欲しい笑」「6話の医療相談短編集という内容でした。1話から読み始めたので後から登場する人物もより深みが増しました。個人的には3話目から読んだ方が感情移入しやすいのかとも思いましたが、これはこれでいいのかとも思いました。この本のような医院や先生がいれば相談してみたいと感じる心温まる内容でオススメです。」
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