書店員と二つの罪 碧野圭 (著) PHP研究所 (2021/2/6)

ベストセラー「書店ガール」シリーズの著者が描く、慟哭のミステリー

書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。

それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。

しかも正和は、犯人の共犯と疑われてしまい、無実が証明された後も、いわれなき中傷を受けたことがあったのだ。

書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが……。

出版・書店業界の裏事情を巧みに盛り込んだ、著者渾身の長編小説。


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