ある本屋に集うぽんこつたちの人生の喜悲劇
下北沢にある小さな書店・フィクショネスには、なかなかにぽんこつな面々が集っていた。
本を愛しすぎているあまり、商売にはうまく結びつかない店主、物静かだけど筋金入りの「ロリータ」愛読者、大麻合法を真面目に主張する自由人、大手企業で管理職に就く何を考えているかわからない美形男性、そして、決して本を買わずにひたすら店で油を売り続ける、どこか憎めない女子・久美ちゃん。
「燃えよ、あんず」文庫版の見本が来たよ!かわいい! pic.twitter.com/ZjXwrmL8xw
— 藤谷治 (@yuntachura) April 22, 2022
そんな彼女には、しかし、新婚間もなく不幸が訪れる。
それから十数年が経過したある日、久美ちゃんがお店にふらりとあらわれた。同じく懐かしい顔の男を伴って。
『燃えよ、あんず』
著:藤谷治ある本屋に集うぽんこつたちの人生の喜悲劇??
結婚相手と死別した三十代女性が
新たな幸せに辿り着くまでに何が起こったのか――。下北沢の小さな書店を舞台にした
名もなきぽんこつたちが繰り広げるジェットコースター・ストーリー?? pic.twitter.com/EU9by0xXsA
— 小学館文庫 (@sgkbunko) May 6, 2022
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