報道ステーション、朝日新聞、NHKなど80以上のメディアに取り上げられ大反響を呼んだ『臨床の砦』続編!
コロナ禍の最前線に立つ現役医師(作家)が自らの経験をもとに綴った、勇気と希望の物語。
【日々のご報告】
夏川草介さんの『レッドゾーン』の表紙装画の原画と単行本です。『臨床の砦』(小学館文庫)の続編です。『臨床の砦』に続き、この度も表紙装画を担当いたしました。
作中に込められた様々な思いを一枚の装画に。#夏川草介#小学館 #レッドゾーン pic.twitter.com/14g9YYf40C— 石居麻耶/Maya Ishii (@Maya_Ishii) August 27, 2022
【第一話】レッドゾーン
日進義信は長野県信濃山病院に勤務する内科医(肝臓専門医)だ。令和二年二月、院長の南郷は横浜港に停泊中のクルーズ船内で増加する新型コロナ患者の受け入れを決めた。呼吸器内科医も感染症医もいない地域病院に衝撃が走る。日進の妻・真智子は、夫がコロナ感染症の患者を診療することに強い拒否感を示していた。
【第二話】パンデミック
千歳一郎は五十二歳の外科医である。令和二年三月に入り、コロナの感染者は長野県でも急増していた。三月十四日、千歳は限界寸前の日進に変わり、スペイン帰りの32歳女性コロナ確定患者を診察し、涙を流される。翌日、コロナ診療チームに千歳が合流した。
『レッドゾーン』
夏川草介本屋さん行きたい欲が高まり、ふらっと寄ったら夏川先生の新刊出てた。
サイン本て初めて出会ったー。臨床の砦の続編とのこと。#読書 pic.twitter.com/qzVyVduh1e
— けいこ (@checkerpanda) September 1, 2022
【第三話】ロックダウン
敷島寛治は四十二歳の消化器内科医である。コロナ診療チームに加わって二月半が過ぎた。四月上旬、押し寄せる患者に対応し、信濃山病院が総力戦に突入するなか、保健所は感染症病床を六床から十六床に増床するよう要請する。医師たちはすべての責務を信濃山病院だけに負わせようとする要請に紛糾するが、「病める人がいるのなら、我々は断るべきでない」という三笠内科部長の発言により、増床を受け入れる。
|