宗教図像学入門 中村圭志 (著) 中央公論新社 (2021/10/18) 1,056円

十字架、神殿から仏像、怪獣まで

十字架、仏像、聖人画、曼荼羅、地獄絵図、神話の神々、竜――。

シンボルマークや空間表象、彫刻や絵画、映像などによって形成された「イメージ」は、教義と並ぶ諸宗教の重要な特徴だ。

本書は、異文化理解に欠かせない宗教図像の知識を「異形の神々」「聖なる文字」「終末の描写」などのトピックごとに一挙解説。

二〇〇点を超える図版とともに、宗教文化の奥深い世界を案内する。

巻末に、主要な宗教の「教義と歴史」をやさしく解説するガイド付き。

著者について
中村圭志
1958年、北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)。宗教研究者。翻訳家。昭和女子大学非常勤講師。単著に、『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)、『超訳法華経』(中央公論新社)、『教養としての宗教入門』『聖書、コーラン、仏典』(ともに中公新書)、『教養として学んでおきたい5大宗教』(マイナビ新書)、『24の「神話」からよむ宗教』(日経ビジネス人文庫)ほか多数。

「十字架、法輪、三位一体、降臨、開祖、死と復活、預言者、聖人、聖なる母、王族、救済者、曼荼羅、聖なる文字、神殿と聖地、修行の場、塔、ランドスケープ、怪獣、などの宗教図像を片っ端から解説する。
著者の博識強記がいい意味で大暴走。縦横無尽に突っ走り、たまに渋滞だがそれも良し。
題材と話がビュンビュン飛ぶが、著者の文章が良いのか、編集が良いのか、イラストがうまいのか、おそらくその全てであろう、読者を飽きさせない。

宗教画、お寺、神社、果てはサブカル(作者はサブカルに相当強そう)に関心のある人には絶対にオススメ。
新書の制約の中でここまでの内容をまとめたのはお見事。手元にずっと置いて置きたい1冊。」


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