死の教科書 五木寛之(著) 宝島社 (2020/8/26)

死にゆく人々、それを看取る家族や友人たち。死にゆく者を見送る家族は生にすがり、少しでもその人の命を延ばそうとします。

死はいったい誰のものなのか。

去りゆく人と見送る人、その両者の視点から、様々な問いかけに五木寛之氏が答える、問答集です。

小学生の自殺、お墓の現在、ペインクリニックと看取り、安楽死、葬儀のあり方、死後の世界の考え方など、抽象的な問題から具体的な問題まで、

48の問答で構成します。

「80代後半を迎えてますます意気盛んな著者が、彼のライフワークである生と死について語る、48の問答集。人間は誰しも「大河の一滴」である、という著者の死生観は何も変わってはいないが、昔より歳を取って死に近づいた分だけ、発言に重みが増している、と感じたのは自分だけだろうか?内容の重複が所々にあるのは残念だが、我々が日頃考える事を忌避しがちな死について、非常に示唆に富んだ発言が多く、参考になる。自分が死ぬのは遠い未来だ、と考えているような人には特に読んでもらいたい1冊である。」


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