たづちゃんノート 新美千恵子 (著), 石玉サコ (イラスト) 明日香出版社 (2022/3/11) 1,540円

交換ノートなら認知症の親との関係はうまくいく!

耳は遠いし、話してもすぐ忘れる、ちぐはぐな会話…

認知症を患った母の介護ストレスに押しつぶされそうになった時、千恵子さんが始めたのが「母と娘の学習ノート」。

「今日は何日?」「長男の名前は何ですか?」「次の計算をやってください」など簡単な質問から始まった交換ノートによって、介護ストレスは激減。コミュニケーションも円滑になりました。

それ以外にも「認知症の進行を遅らせる」「連絡帳に使える」「親との最後の時間を記録できる」などメリットばかり。

そんな親の介護に役立つノート術をマンガとコラムでわかりやすく解説する1冊。

実践することで認知症の親とのコミュニケーションが劇的に改善します。

はじめに
プロローグ
人物紹介

第1章 父の認知症とグループホーム
コラム 介護認定とグループホーム

第2章 すれ違う心
コラム 同居介護はケアマネージャーに相談
コラム 介護の動線を考えましょう
コラム フルに活用したいデイサービス

第3章 たづさんと千恵子さん ~学習ノート1
コラム ノートの書き方1 ノートの基本
コラム ノートの書き方2 脳トレとしてのノート

第4章 一緒に花見ができた ~学習ノート2
コラム ノートの書き方3 問題づくりに困ったら
コラム ノートの書き方4 連絡帳にも使えるノート
コラム ノートの書き方5 ノートで介護のストレス解消

第5章 赤い糸でつくり続けた雑巾
コラム ノートの書き方6 交換ノートで体調チェック
コラム ノートの書き方7 なかなか聞けないことをノートで確認
コラム ノートの書き方8 親との最後の時間を記録する

おわりに

著者について
新美千恵子
1958年生まれ。両親共に家業に忙しく、夏休みに母の実家へ帰省するのが幼少時の楽しみだった。短大卒業後に3年間保育士として活動。夫の転勤により大阪、東京などで生活した後、1998年以降は半田市に居住。2015年から母(たづさん)との交換日記をはじめる。認知症の親とのコミュニケーション術、親との最後を記録するこころのノートとして話題になる。趣味は愛犬とまったりすること、着物のリメイク。

石玉サコ
イラストレーター、マンガ家。多摩美術大学絵画科油画専攻卒。書籍・Web・広告・教科書など実績多数。30年以上にわたって書籍や雑誌を中心にイラストレーターとして活躍。2018年より小学校の図工教師としての活動も開始。『一生使えるおばあちゃんの知恵』(成美堂出版)は17刷のロングセラー。

「83歳の実母にて認知症が進行してきたな、と思う事が最近多くなり、毎日実家へ見守り介護へ通う中、精神的に行き詰まってきていました。こんな時は先を行く先輩の経験談を拝読しよう!と手に取ったこの本。今日届いて一気に読みました。娘として親の介護に真正面から向き合い、創意工夫された日々。同じ境遇の介護する人にとても役に立つヒント満載でした。私も早速、明日から交換ノートやってみます。ありがとうございます。残りの人生、頑張って、いや、楽しんでください。」

「今まさに、認知症の親を抱えてどうしようか?と悩んでいる所です。笑える場面、あ~分かるわ!と思ったりで、泣いたり笑ったりさせて頂きました。親を見る覚悟のない私ですがとても参考になりました。」

「オールカラーの漫画とコラムで認知症の親の介護に向かうヒントが書かれている。読みやすいし、感動した。」


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