おだやかに元気に80歳に向かう方法 保坂隆 (著), 西崎知之 (著) 明日香出版社 (2022/4/15) 1,540円

2020年現在の日本人の平均寿命は男性=81・64歳、女性=87・74歳。

一方、健康寿命は男性=72・14歳、女性=74・79歳(厚生労働省の「簡易生命表」より)と約10年の差がある。

健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されている。

つまり、平均寿命が「何歳まで生きられるか」の指標なら、健康寿命は「何歳まで健康で生きられるか」の指標ということになる。

現状でいえば、健康寿命が過ぎた後の約10年は寝たきりになってしまうなど一人で生きることができず、介助や介護が必要になることを意味している。

とするなら、日本の総人口の3割近くを占める65歳以上の高齢者にとっての関心事は、健康寿命と平均寿命の落差10年をいかに埋めるかにあるのではないだろうか。

この差がなければ、おだやかに元気に80歳に向かうことができるのである。

では、おだやかに元気に80歳に向かうためにはどうしたらいいのか。

心と脳、つまり心身ともに健康であることこそがポイントになるだろう。

本企画ではそうなるためには何が必要なのか、どう生きればいいのかなどなどを脳科学者と精神科医という二人の医学者が探っていく。

65歳以上の高齢者にとって希望あふれる光差す一冊になるに違いない。

はじめに
どんな心持ちでいて、どんな生活を送ればいいのかを考えてみた―保坂隆
脳の老化を最小限に留めた状態で寿命を迎えるために―西崎知之
第I部 精神科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた
第1章 合言葉は「頑張らない」「無理しない」
第2章 シニア流人づきあいの極意
第3章 イライラ、クヨクヨを捨てる技術

第II部 脳外科医として「科学的に正しく老化すること」を考えてみた
第4章 脳を活性化させる
第5章 日常生活をどう送るかでずいぶん違う
第6章 もしも認知症が気になり出したら


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