谷原京子、二十八歳。
吉祥寺の書店の契約社員。
超多忙なのに薄給。
お客様からのクレームは日常茶飯事。
店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。
人を苛立たせる天才だ。
ああ、店長がバカすぎる!
毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。
巻末にボーナストラック&早見和真×角川春樹のオリジナル対談を収録!
店長は「やる気のある無能は一番迷惑」の典型w
書店員さんの悲喜こもごも。終始グチっぽいんだけど文章が面白くてどんどん進んだ。地元の本屋でいろいろ妄想しちゃいそう。
続編楽しみにしています!店長がバカすぎて/早見和真#読書好きと繋がりたい #読了 pic.twitter.com/L157NGKeh9
— にゃお?^???^?@読書垢時々映画とか (@nekosukinyaon) November 11, 2021
「読みながらも、意識高い系の店長に、イライラとしてしまう(笑)どこの会社にもこんな上司居そう(前半の上辺だけで判断すると)。途中、読みながらも想像通りでちょっと残念と思わせられましたが、そこからの最後のドンデンに気分は爽快でした!店長がウケる!」
「テンポよくスイスイ気軽に読め、読み終わった後はニンマリと暖かな気持ちになれるという点で原田マハ作品が好きな人にはオススメです。書店員とその店長、同僚、社長、人気作家、お客さんなどの登場人物もなんとも憎めないキャラばかり。「?がバカすぎて」という章に分かれていて、店長や作家や社長がバカ過ぎると悪口三昧の割りに全く毒のないカワイイお話です。笑いあり涙ありだけでなく、出版業界や書店の現状なども描かれていて本好きなら興味を惹かれると思います。後々まで考えさせられるような深みや衝撃的な感動や唸るような文章表現はありませんが、ステイホーム中に読むならこんな気軽でほのぼのした本が良いかもしれません。」
「タイトルにひかれて書店で買おうと思ったけど、Kindleでダウンロード。書店、ひいては出版業界の悲喜こもごもにとどまらず、すべての社会人、会社務めの人間があるあると頷くであろうエッセンスがあり、それらを全てひっくるめてクライマックスへの伏線につながっている。引き込まれるように、没頭して読んでしまいました。続編も楽しみにしたいと思います。」
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