
2021年に英国で刊行されるや否や、大きな反響を呼んだ書籍The Transgender Issue: An Argument for Justiceの待望の日本語版。
これまで自伝や研究書に偏っていたトランスジェンダーを扱った書籍の中で、事実に基づき社会変革に向けて開かれた議論を展開する画期的な一冊である。
トランスジェンダーの実態を何ら顧みない、排除のための偏見に満ちた言説が拡大される中、日本における「トランスジェンダー問題」を考える上でも必読の書。
巻末には、清水晶子氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)による解説と、高井ゆと里氏による訳者解題を収録。
【知っていますか?】
トランスジェンダーたちは戸籍氏名を変更することが多いが、その条件は煩瑣で、裁判所との連絡は当事者を疲弊させる。
こうした手続きの簡素化や人格を尊重した手続き変更を求める訴えを、わが身に置き換えて理解することは難しい。大抵の人は戸籍氏名を変更しないからである。— 明石書店 (@akashishoten) October 11, 2022
「トランスジェンダー問題をめぐる議論や問題を幅広く取り上げていて、圧巻です。「トランスジェンダー問題=トイレとか更衣室とかスポーツとか女湯とか」、そんな偏狭なステレオタイプにとらわれない良書。「トランスジェンダリズム」についてなんとなく怖いなーと思っている人にこそすすめたい。」
「社会正義を考えるには、トランスジェンダーの人々に不利益が集中しているこの構造を問わなければならない。英国メディアに広がるデマに正確に答えながらも、その応答にとどまるだけでなく、現状を作り出している資本主義や植民地主義や国家体制などを問う。「トランスジェンダーの」問題に関心がある人はもちろん、これが政治や社会の課題につながることから、多くの人がともに考えるべき内容である。」
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