海を破る者 今村翔吾 (著) 文藝春秋 (2024/5/24) 2,200円

なぜ、人と人は争わねばならないのか?

日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。

かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。

しかし、一族の内紛により、いまは見る影もなく没落していた。

現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。

しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。

いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。

通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……

アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。

「ちょっとどころかかなりレアな海戦で、しかも元寇もの
今いちばん絶好の作家さんでかなり読ませます。
紙本で読んで保存用にKindleも購入してしまいました。」


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