和のふるまい言葉事典 柾木良子 (著) すばる舎 (2024/5/16) 1,870円

大河ドラマや、鬼滅などの和風アニメ、ミュージシャンなどクリエーターの影響もあり、日本のノスラルジックな景色や言い回し、ふるまいが、「エモい」(心に響く、ほっこりする)と若い世代を中心に人気が高まっています。

SNSの中でも、古典的なものを引用したりオマージュしたりすることが、表現の1つのファクターともなっています。

その一方で、昭和世代までは理解できていたような和の生活言葉が消えつつ、世代間で伝わらないことも増えているようです。

現在、同志社大学をはじめ教育機関で、着物を通じて日本文化を伝える講師として活躍する著者・柾木さんによると、

例えば、「紐をからげて」の「からげる」「裾を引く」がどういう所作なのか?

「丹田に力を入れて」はどこの位置なのか?

「上着がはだけてる」の「はだける」がどういう状態なのか?

「にじる」はどんな動きなのか?

言葉だけでは通じにくいことが多々あるのだそう。

今回は、所作や態度や様子にまつわる「ふるまいことば編」というカテゴリーでもって、立ち振る舞いの基本動作、おしゃれ装い、生活動作、人間関係などの章テーマごとに、300語余を厳選。

英訳、文豪の引用文に、マナー的に役立つ所作アドバイスを随所に添え、ことばのニュアンスが理解しやすいイラスト100点超えで紹介しています。

著者について
京都生まれ京都育ち。京都芸術短期大学・染織科を卒業。学生時代に日本の染めと織りに触れ、とくに着物に興味を惹かれる。 東映の「ミス映画村」優勝をきっかけに、女優としてNHK大河ドラマをはじめ、TV、CMに多数出演。『美しいキモノ』(ハースト婦人画報社)レギュラーモデルとして活躍。現在は、学校教育の一環で、日本文化を伝える講座を行う。各地で文化フォーラムやイベントなどにも登壇。2018年~同志社大学日本文化教育センター嘱託講師、2022年~京都府立大学教育評議会委員など。またプライベートレッスンにより2022年「京都ミス着物」を優勝させるなど、10数年の間に、15000人以上に和のしぐさを伝授。「京都ディスティネーションキャンペーン2020 JR『京の冬の旅』」ポスター出演。

「言葉に添えられたイラストのかわいさ、所作のこつ文豪たちの引用文、英訳もついて、甲斐甲斐しい内容で、読み物として大充実です。snsやこういう投稿にも、ちょっとした言葉を引用してます。自分に一冊買って、漱石好きの外国人の友人にも一冊プレゼントするつもりです。」


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