31歳、独身の綾は過去の恋愛で、ことごとく理不尽なフラれ方をしていた。
そんな綾が行きつけのバーでママのみひろ相手に過去の失恋話をしていたところ、大学教授を名乗る常連客の男に話しかけられ……。
社会学や心理学を使って”失恋の真相“を解き明かす連作ミステリー。
大石大さんの二作目『いつものBarで、失恋の謎解きを』読了。主人公が過去に体験した様々な恋愛の謎を、バーを舞台に紐解く連作ミステリ。
それぞれの時代をヒットソングで彩りつつ、社会問題を絡めて短編ミステリに仕立てた良作でした。デビュー作から着実に進化していました。面白かったです。— 友井羊@小説家 (@tomoihitsuji) May 20, 2021
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