ワークマンはなぜ2倍売れたのか…商品を変えずに売り方を変えただけで  酒井大輔(著)日経BP (2020/6/25)

消費増税があった…。

新型コロナウイルスの感染拡大もあった…。

そんなことを物ともせず、右肩成長を続けるワークマン。

その強さの秘密に迫った「ワークマン初のビジネス書」です。

既存店と全く同じ商品を扱いながら、売り方を変えただけで2倍売れた「アパレル史上に残る革命」の舞台裏とは!

「ワークマン??  あぁあの作業着売ってる…」

数年前まではそのような印象でした。

それが今では、

緊急事態宣言の影響が色濃く残る2020年5月も既存店売上高は前年比19.4%増。

社員300人余りで1220億円を売り上げる(20年3月期のチェーン全店売上高)日本で現在、最も勢いのある小売り企業となったのが作業服専門店のワークマンです。

国内店舗数ではユニクロを抜き、機能性と低価格を武器に、コスパ抜群のアパレルブランドとしても日増しに存在感を増しているのです。

ワークマン躍進のきっかけは新業態である「ワークマンプラス」。

作業服専門店が、客層を大きく拡大できたのはなぜなのか。

実は水面下で緻密かつ計算され尽くした戦略があったのです。

8年前、商社からやってきた1人の男を主人公に、組織が躍動し、変わっていく姿を物語仕立てで克明に描写しています。

「本書の特徴は全編、新型コロナ後に書き下ろした点にあります。ワークマンは新型コロナにどう立ち向かったのか。アフターコロナで何を仕掛けるのか。そもそもワークマンはなぜ強いのか。その強さは本物か。本書を読めばすべて分かります。リーダーとはどうあるべきか、成果を出すチームづくりの極意も見えてくるはずです。
第2、第3のワークマンプラス構想、これから仕掛ける驚きのコンセプトストア、EC(電子商取引)の巨人Amazonに勝つために編み出した戦略など、ワークマンを追いかけ続けてきた日経クロストレンドの記者だからこそ書ける、初出し情報を余すことなく盛り込み、ものづくりの秘密から広報戦略、店舗運営に至るまで、ビジネスモデルを丸裸にしました。」

若者に訴求するような品揃えをしたのが大きいでしょう。

元は作業服なので頑丈さは折り紙付きです。

ワークマンのロゴがファッションブランドとして成り立っている不思議。

私たちはコロナ禍という未曾有の体験の中で、さらなる不思議体験をしているのかもしれません。

 


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