夜行秘密 カツセマサヒコ (著) 双葉社 (2021/6/30)

それは、彼女と僕だけの秘密です。

『明け方の若者たち』著者渾身の第二作は、世界に隠された恋と後悔の物語。

『明け方の若者たち』で鮮烈なデビューを飾ったカツセマサヒコ、待望の第二作は川谷絵音率いるバンド「indigo la End」と作りあげた、激情の恋愛譚。

最新アルバム『夜行秘密』の収録楽曲14曲をベースに、著者独自の解釈のもと、唯一の物語を紡ぐ。

迷い、悩み、嫉妬し、決断をしては、傷つき合う。

恋の輝きと世界に隠された理不尽を描いた、鮮烈なラブストーリー。

▼著者コメント
indigo la Endのアルバム『夜行秘密』の全14曲を、一冊の小説に書き下ろしました。前作『明け方の若者たち』から一年。自分ひとりでは決してたどり着けなかった物語の世界に、indigo la Endが連れていってくれました。この物語が、誰かの特別になることを願っています。

▼Indigo la End 川谷絵音コメント
indigo la Endの音楽は小説的だと今まで何度も言われたことがありましたが、ようやく夜行秘密という作品で実現しました。
カツセさんが書く夜行秘密はどんなものになるのか、僕も楽しみです。

目次
1.夜行
2.左恋
3.夜風とハヤブサ
4.フラれてみたんだよ
5.夜漁り
6.固まって喜んで
7.晩生
8.さざなみ様
9.華にブルー
10.チューリップ
11.夜光虫
12.不思議なまんま
13.たまゆら
14.夜の恋は

「多分、綺麗なものとか美しいものしか受け付けないindigoファンにはこの本は気に入らないと思います。でも、indigo la Endの『夜行秘密』の世界観を濃縮したらこんな話になるんだろうなって思うので、じっくり世界観を味わいたい人にはこの本は薦められます。」

「すごく複雑な話だけど、すべてが繋がっていて展開が読めず、すらすらと読めました。執着心が生んだ愛が歪んでいくのに、どこか綺麗な不思議な気持ちになります。」

「大好きなアルバムを小説にしていただきありがとうございます 年若い読者が読むには生々しい表現もありますが、予想の斜め上を行く内容で、この曲はこの話になるのかーなどと感心しながら最後まで一気に読みました。
ちょっと重い内容ですが、面白かったです。indigo la endの歌詞が所々隠れていたり、ファンとしても楽しめました。アルバム素晴らしいので、本から読んだ方はぜひアルバムも聴いてみてほしいと思います。」


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