クラスメイトの女子、全員好きでした 爪切男 (著) 集英社 (2021/4/26) 660円

小学校から高校までいつもクラスメイトの女子に恋をしていた。

主演・賀来賢人、ヒロイン山本舞香でドラマ化もされたデビュー作「死にたい夜にかぎって」の前日譚ともいえる、全20篇のセンチメンタル・スクールエッセイ。

きっと誰もが“心の卒業アルバム”を開きたくなる、せつなくておもしろくてやさしくて泣ける作品。

爪さんの人生は、いたってまともじゃない。どんな自分になったって、笑って生きていける気がしました。この一冊は、私の温かい居場所です。
――アイナ・ジ・エンド(BiSH)

【目次】
<小学校編>

傘をささない僕らのスタンド・バイ・ミー/恋の隠し味はしそと塩昆布/この世で一番「赤」が似合う女の子/宇宙で一番美しかった嘔吐/ワックスの海を滑る僕らの学級委員長/恋の呪文はネルネルネルネ/金的に始まり金的に終わる恋/学校のマドンナは水飲み場の妖怪/ベルマークの数だけキスをして/幼なじみの罪とヤマボウシは蜜の味/僕とおっぱいの三年戦争
<中学・高校編>
幼なじみの愛しき殺意/君の青ヒゲと俺の無精ヒゲ/空を飛ぶほどアイ・ラブ・ユー/アリの巣・イン・ザ・恋のワンダーランド/放課後のジャイアントスイング・プリンセス/私だけの歌姫はクラスで一番地味な女の子/霊能力美少女と肝試し大会とSMAPと/一九九五年のカヒミ・カリィ・シンドローム/?つき独眼竜 VS 恋するミイラ男

【著者略歴】
爪 切男(つめ・きりお)

作家。1979年、香川県生まれ。2018年『死にたい夜にかぎって』(扶桑社)でデビュー。2021年『もはや僕は人間じゃない』(中央公論新社)、『働きアリに花束を』(扶桑社)、『クラスメイトの女子、全員好きでした』(集英社)と3か月連続刊行が話題に。

「爪切男さん、ありがとう。
美しいゲロを読んで、明日もがんばろうという
気持ちになれました。
死にたい夜に限って。」

「死にたい夜に限ってで爪切男さんを知り、今回は2冊目となりましたが、同じ様に面白く、心がほっこりする良い本でした。」

「本の内容も面白く書いてありオススメですが、自分の若かりし頃の女子への想い出が蘇ってきますので、そこが一番いいところですね。
それなりにいろんなことがあったなぁと懐かしくなります。
特に男子にはオススメ」


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